採用面接で腹が立って「志望動機なんかありません」と答えたときの話。

もう10年以上も前のことだが、新入社員の採用面接でお会いした、忘れられない一人の女子学生がいる。

彼女はノックもせずいきなり部屋に入ると、何も言わず席に座り、下を向いてそのまま固まってしまった。

最終の役員面接となると、やはり緊張で上手く話せなくなってしまう学生もいるので、その事自体は珍しいことではない。

しかし彼女は余りにも極端だった。

「こんにちは。今日は面接に来てくださってありがとうございます。よろしくお願いします。」

「・・・」

「緊張する必要なんか、全くありません。少しお話をお聞きすることはできそうですか?」

「・・・」

わずかに見える鼻の頭や耳まで真っ赤になってしまっていて、今にも泣き出しそうだ。

顔を上げられず、小さく固まってしまった肩が震えている。

引用元:https://blog.tinect.jp/?p=67893

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