「虎に翼」第112話、よねの国側請求鑑定人(嘉納教授)に対する反対尋問があまりにも見事だったので、その解説を試みます。なお、国指定代理人訟務検事の反町は鑑定申請を行い、嘉納教授は裁判所によって鑑定人として採用されているので、嘉納教授に対して行われたのは「質問」(民事訴訟法215条の2)だったのではないかとも思いますが、ここでは「鑑定人尋問」としていた「虎に翼」本編を前提に「尋問」という言葉も用いる
note.com/yorinobu/n/n8a69f0205b3d
すごいドラマよね/今週、この濃密な法廷劇と並行に、寅子の更年期や義母の老耄、義娘と義母の隠れた確執、ヤングケアラーなど「イエ」の諸問題が描かれてて相当濃度がおかしい。メディアリスクの問題も出そう
こういう解説を読めてとてもありがたいです。「虎に翼」は考えさせられることが多すぎて、気軽に見られないので、いつも録画して後からちびちび見てるよ、、、
“「国際法及び国際条約の規定」よりも各国「憲法」の方が上位であることは、法学者・法律家にとって揺るぎない常識” そうなんだ。昔は条約優位説とかあったけど
112話の解説。この回で久しぶりの法廷劇。このやり取り見られたのが良かった。
登場してる日本人の皆が誰が、何処の(国)が責任取るべきかわかっているんだよね。国側だって、立場上ディベートしてるだけ。よねさんを持ち上げると同時に国側の弁護団も苦悩を上手に演じてると思う。
よねさん…"かつてほぼ自分ごととしてのみ社会に対して怒りを感じ発していた学生時代の彼女とは違います。(略)虐げられている人々の尊厳を回復すべく戦う正真正銘プロの弁護士に成ったことを見事に描いた場面でした"
「日本国民個人がアメリカに対して不法な戦闘行為による損害賠償を求めても不可能であると?」< この論理は韓国での慰安婦・徴用工による賠償請求訴訟でも用いられた。「条約で解決済み」が反論として不十分な所以。
汐見は以前、「多岐川さんのように、今を生きている人の幸せを常に考えられる裁判官でいたい」と言っていた。よねはそれを聞いていないけど、響きそうだと思った。
現在は憲法優位を原則としつつ領土や降伏に関する条約は憲法に優位するとする立場が多数説か。でないとポツダム宣言の受諾が明治憲法に反し無効になる。基本書には憲法優位・条約優位のいずれを通説とするものもある
正直よくわからなかった。法は遡及しないし第日本帝国憲法は主権在民じゃないよね?/ なんか憲法98条の二項から憲法より国際法が上だと言ってるブコメあるが、98条は憲法に反するものは無効としてる。
感情ではなく理性を優先させることの、なんと難しいことか。法廷は発言が全てなのでこういう検証が大事なんだろうな。
まるで逆転裁判やってるみたいだった
ググったら北朝鮮のミサイル発射で岸田にキレた人なのか。通説を断言調で否定するのは、自国の救済義務を放棄して後出しの改憲でおかわりを要求し日韓関係を悪化させた、徴用工訴訟の判決を支持してるからだろうね。
法律を超えた倫理観に訴えかけることが重要だということかな
国際条約を憲法で無効にする国が隣にありましたね。てっきりあれって非常識だと思ってたから以外でしかないのだけど本当に合ってるの?
あの会話からここまで読み取れるとはすごいな。脚本にもただただ感心。ところで、さらに追記の記事あり『よねの尋問について、追記』 https://note.com/yorinobu/n/n41275ffb735b
「怒りを充満させていたよねが寅子らとのシスターフッドを経て、日本国憲法という武器を得て、虐げられている人々の尊厳を回復すべく戦う正真正銘プロの弁護士に成ったことを見事に描いた場面でした」ここ感動した
「「国際法及び国際条約の規定」よりも各国「憲法」の方が上位であることは、法学者・法律家にとって揺るぎない常識」というのは、私が1999年に大学の憲法学の授業で学んだことと異なる見解。容易に首肯できない。
“「国際法及び国際条約の規定」よりも各国「憲法」の方が上位である"いや、少なくともヨーロッパでは国際法・国際条約は各国憲法より優先される。そうでなければEUが成立しない。私はフランスの法学部で明確に習った
よねさんめっちゃくちゃカッコよかったよな/そして中の人はめっちゃくちゃかわいい(´∀`)
はてな民の見たかった虎に翼とは法廷バトル、成長劇、立身出世という非常にジャンプ的世界なのだろうな
質問を変えます、が鮮やかだったよなぁ
面白い。解説されてわかった。/でも、解説されなくても、この説明通りのことを言語化してやりとりしてはいけないのかなあ。つまり「戦時下ではなく今の現状での法解釈ではxxxではないのか」と質問するのはどうなの。
これはありがたいレビューだなあ。自分自身の怒りだけではない、さらなる成長をとげた弁護士の在り方を描いていたのか。
あのシーンは、「よねさん、いつの間にこんなに成長したの」というシーンだったよね。キャリア的には出遅れてたはずなのに、努力が垣間見れたよなぁ
質問してはならないことを口にし、表面上撤回して見せて裁判官に狙い通りの心象を残すの、実に汚いと思う。
なるほど。裁判はこうやって事実と証言を積み上げるのか。勉強になる
よねさんの成長を感じて圧倒されたシーンだったけど、解説を読むと泣けてきてしまった
「質問を変えます」、法廷テクなのか。「他のリーガルドラマはリアルじゃないってこと?」的なリプあったけど、プロはこの辺がリアルに感じるんだろうな。ブコメの記事へのつっこみも楽しい。有識者で応酬してほしい
実務家ならではの解説/金曜日には明大で、どこが史実で創作で、って解説もあるだろうけど、盛りだくさんな週だから、サラッとかしらね。
リーガルハイの古美門(堺雅人)がこの裁判の弁護人として登場するバージョン作ってほしい
名場面
こういう法解釈の話面白いからもっと法廷ドラマ増えないかな
"「国際法及び国際条約の規定」よりも各国「憲法」の方が上位であることは、法学者・法律家にとって揺るぎない常識” 日本国憲法98条2項に国際法規条約遵守と書いてある。さすがに弁護士として甘すぎな文章。
こういう解説見るとドラマじゃなくて小説で読みたくなるわ。紙の良いところはこういう解説を自然に挟める所だよね
國本弁護士が書きながら感動していたであろうが(私は読みながら泣いた)さらりと解説していただいて助かる。駆け引き、論理。その後に残るもの。
国際条約と法律では基本的に条約優位だと思っていたが、条約と憲法では憲法優位(両説あるが憲法優位説が通説的地位)なのね。勉強になる。
よねさんかっこいいと思ってたけど、解説読んだら深く成長が感じられて嬉しい
ここのシーンは虎つばに当初期待してたキャラクターの成長とリーガルドラマらしさがあってすごく良かった