2025年、日本株式市場は「企業統治改革の深化」「デジタル・脱炭素投資の加速」「消費トレンドの多様化」を背景に、新たな成長株が台頭しています。四季報の最新データと業界動向を基に、中長期で収益拡大が期待される5銘柄を厳選しました。
1. 第一三共(4568)
キーワード:CBD医薬品開発・グローバル臨床試験
2025年は日本でCBD(大麻二酚)を活用した医薬品開発が本格化する転換点です。米国での大麻合法化の動きや、日本国内での規制緩和の兆候を受け、第一三共は抗てんかん薬や神経痛治療薬の臨床試験を加速。特に、CBDと既存抗癌剤の併用療法は副作用軽減効果が注目され、米国製薬企業との共同開発契約締結が予測されます。2024年時点で創薬パイプラインの30%が神経疾患領域に集中し、2025年度の営業利益率20%超が見込まれます。
2. NTTデータグループ(9613)
キーワード:生成AIプラットフォーム・BtoB需要拡大
2025年卒のIT人材就職ランキングで総合1位を獲得した同社は、AIエンジニアの採用を30%増加。企業向け生成AIプラットフォーム「corevo」のグローバル展開が成長ドライバーに。自動車業界向けのサプライチェーン最適化ソリューションがトヨタシステムズと連携し、北米市場で20億円規模の受注を獲得。四季報予想PERは17倍と業界平均を10%上回る割安水準です。
3. 楽天グループ(4755)
キーワード:EC再編・ファッションTech
アマゾン日本でのファッション品類年間成長率15~20%を背景に、楽天はAI体型解析ツール「Rakuten Fit」を全面刷新。2025年3月期にファッションEC売上高を2,500億円(前年比25%増)へ拡大する計画です。さらに、CBD関連商品のオンライン販売プラットフォーム構築で先行し、健康市場の囲い込みを強化。モバイル決済の利用頻度増加も収益改善を後押しします。
4. 川崎重工業(7012)
キーワード:水素インフラ・海運DX
海運業界の脱炭素化需要に対応し、液化水素運搬船の受注が2025年に倍増見込み。シンガポールのEffissimo Capital Managementが株主提案したデジタルタンカー管理システム導入で、燃料効率15%改善を達成。また、米国インフラ法に基づく水素ステーション建設事業で三菱商事と連携し、北米売上高を1,200億円へ拡大するシナリオが有力です。
5. ファーストリテイリング(9983)
キーワード:機能性衣料・米国市場突破
ユニクロの「ヒートテック」シリーズにCBD配合衣料を追加。鎮痛効果を謳う新商品「HEALTHTECH」は2025年春発売予定で、初年度100億円売上を見込む。米国ではアマゾンとの提携でトレーニングウェア販売を拡大し、2025年8月期の海外営業利益比率を50%まで引き上げる計画です。四季報予想営業利益は4,300億円と過去最高を更新します。
市場環境の核心要素
規制緩和の相乗効果:CBD医薬品開発と水素エネルギー政策が新産業を創出
人材競争の激化:IT分野でグローバル人材確保が企業成長の分岐点に
消費の多層化:機能性衣料と健康関連ECが個人投資家の関心を集中
投資戦略のポイント
2025年の日本株は「社会課題解決型」企業がアセットアロケーションの軸となります。特に、以下の3テーマを重点監視すべきです:
治療革命:CBDを活用した医薬品開発
サプライチェーン再構築:生成AIと水素物流の融合
生活インフラ再定義:ヘルステックとECプラットフォームの統合
(データ出典:東京証券取引所2025年3月期予想、高盛証券レポート、各社IR資料)
※投資判断の際は、上場企業の最新決算説明会資料やESGレポートを必ず参照してください。