【岩井】2025年3月期期末配当121円を予定 年間141円で過去最高配当へ

【岩井】2025年3月期期末配当121円を予定 年間141円で過去最高配当へ

岩井株式会社(東証プライム:8707)は2025年3月21日、2025年3月期期末配当を1株当たり121円とする予定を発表した。中間配当20円と合わせた年間配当額は141円となり、前期比17.5%増の過去最高水準を更新する見込みだ。

同社の沖津嘉昭代表取締役会長CEOは「株主還元経営を重要課題と認識し、第5次中期経営計画(2023-2025年度)を通じて安定的な配当継続を推進している」と説明。年間配当金の下限を40円に設定しつつ、連結ベースで総還元性向50%以上の達成を目指す方針を改めて示した。

2025年3月期の期末配当予定額121円は前期比21%増加。過去5年間の配当推移を見ると、2023年度100円→2024年度120円→2025年度141円(予定)と右肩上がりの成長を維持している。特に今期は業績好調を背景に、通常の安定配分を超える積極的な株主還元を実施する姿勢が特徴的だ。

正式な配当額の決定は2025年5月開催の取締役会で行われる予定。同社は「収益力向上と持続可能な株主還元の両立を図りながら、資本効率改善に取り組んでいく」と今後の方針を強調している。

<参考:直近2期の配当比較>
◆2025年3月期(予定)
中間20円+期末121円=年間141円
◆2024年3月期実績
中間20円+期末100円=年間120円

岩井株式会社の積極的な配当政策は、東証プライム市場における高配当株としての地位を確立しつつあります。中期計画最終年度における大幅増配は、過去最高益更新を見込んだ業績見通しを反映した判断と推察されます。今後は5月の決算発表で開示される連結業績と総還元性向の実績値に注目が集まりそうです。

新着記事
もっと見る

外国人投資家が6週連続買い越し!大量買いされた日本株ランキング

この流れは、個人の売り越しと対照的に、日本株を巡る海外勢の強気姿勢が鮮明なことを示しています。

Post on: 2025-06-12 19:05:00

市場の逆風でも光る!ディフェンシブな成長株を探せ

2025年、世界経済は地政学リスクやインフレ圧力、金利変動などの不確実性に直面しています。

Post on: 2025-06-02 23:33:00

次のテンバガー候補はこれだ!2025年に飛躍が期待される成長株

2025年の日本株式市場は「半導体革新」「AIインフラ」「脱炭素技術」の3大成長エンジンが牽引します。

Post on: 2025-04-09 22:53:00

サイバーセキュリティ強化へ!国と企業を守る8つの注目株

2025年、日本政府や企業を狙ったサイバー攻撃が急増する中、セキュリティ関連株への注目が集まっています。

Post on: 2025-03-23 18:59:00

株式市場速報:移動平均線上昇トレンドが注目される日本株

日本株式市場は、移動平均線の上昇トレンドが継続し、強気相場が続く見込みです。特に、SPDR(1326)​や野村金庫(1328)​などの注目銘柄は、短期的な上昇余地が大きいと見られています。

Post on: 2025-03-23 17:19:00

業種
水産・農林業鉱業建設業
食料品繊維製品パルプ・紙
化学医薬品石油・石炭
ゴム製品ガラス・土石鉄鋼
非鉄金属金属製品機械
電気機器輸送用機器精密機器
その他製品電気・ガス陸運業
海運業空運業倉庫・運輸
情報・通信業卸売業小売業
銀行業証券・商品保険業
その他金融業不動産業サービス業