株式会社オート(代表取締役:横山博一)は21日、株式会社コトロ一(4298・東証/名証)普通株を対象とする公開買付(TOB)期間を4月4日まで延長すると発表した。買付期間は30営業日から40営業日に変更され、決済開始日も4月11日に繰り下がる。
今回の延長決定は「株主の応募状況と今後の見通しを総合的に勘案し、判断機会を提供するため」と説明。2月5日に開始したTOB価格は非公表ながら、市場関係者は「自動車部品メーカー間の再編動向を睨んだ戦略的買収」とみている。
コトロ一株は21日終値5,280円で前日比1.2%小幅反発。TOB発表前(2月1日終値4,950円)と比較すると6.7%上昇しており、市場は買収プレミアムを織り込み済みの状況だ。
金融庁提出書類によれば、本TOBは日本の金融商品取引法に準拠。米国証券法の適用を明示的に排除する文言が盛り込まれるなど、国際的M&Aのリスク管理を徹底。延長後の買付締切は4月4日午後3時(日本時間)となる。
アナリストは「部品サプライヤーの再編が加速する中、オートの経営統合シナジーに注目が集まる」と指摘。今後はTOB成立後の経営統合プロセスが焦点となりそうだ。